公開講座

頌栄の森~教員のひとり言~

頌栄短期大学の専任教員がひとり言をつぶやくコーナーです。お気軽にご覧ください。

2018年1月は、森田 喜基先生のひとり言です。

クリスマスページェント

 「この学校はどういう学校か?」それを示す「建学の精神」というものがありますが、それが頌栄にとってはキリスト教であり、そこにこだわって時代を生き、使命を持って教育活動を行ってまいりました。「こだわり」と聞くと「頑固、融通が利かない」なんてやや否定的なイメージも付きまといます。しかし世界を今改めて見回すと、私たちは多様な世界に、多様な情報の中で生きています。今日新しい情報も、明日にはまったく意味を持たないことも沢山あります。「フェイク・ニュース」などというものも巷に溢れています。様々な場面での判断材料も日々変わっていく。そんな時代には「ここだけは譲れない。大事なもの・確かなもの」があることは、とても安定感、安心感のあることだと私は日々感じさせられています。

 少し前の話になりますが、昨年12月20日に頌栄でもクリスマスをお祝いしました。
クリスマスって何の日?サンタさんの日、ケーキの日?
まあそれはそうですが、クリスマスという言葉は、クリス(Christ=キリスト)+マス(mas=礼拝)が合わさってChristmasなのです。
すなわちイエス・キリストのお誕生をお祝いする日です。
頌栄ではその本当のクリスマスをお祝いして、降誕劇(ページェント)を昔からずっとこだわりを持って大切に行ってきました。3年前からは保育科2年生全員で「総合表現」という授業の一環として取り組んでいます。

 舞台に上がる人、裏方で大道具、小道具、背景、衣装制作に、聖歌隊や、ハンドベル、楽隊など自分で立候補した役割をそれぞれがしっかりこなし、一つの降誕劇を創り上げていきます。「なんか高校の部活思い出した!!」なんてコメントも聞こえてきました。2年間の学びの集大成として、また青春の一ページに、一人ひとりが持っている賜物を生かしあって、創り上げたのです。そこにはただ楽しいことだけでなく、時には葛藤や衝突もあったかと思います。

 しかしそれは皆「いいものを創り上げたい」という思いがあるからこそのことです。そして素晴らしい降誕劇が出来上がりました。在校生、教職員、また頌栄幼稚園の年長さんも観に来てくれました。年長さんが「すごーい!!」と目をキラキラとさせて観入ってくれたことは、本当に印象的なことでした。

 もし一人でも欠けていれば、今年の素晴らしいページェントとは、また別の違うものになったことでしょう。この聖書の物語をみんなで力を合わせて劇にしたという経験が、いつまでも皆さんの心の中に小さな光として輝きますように。