公開講座

頌栄の森~教員のひとり言~

頌栄短期大学の専任教員がひとり言をつぶやくコーナーです。お気軽にご覧ください。

2017年12月は、関田 良先生のひとり言です。

楽の器~同窓生からの贈りもの~

 2016年8月のページでもご紹介したハウチャペルのパイプオルガンは、創立100周年を記念し、同窓生から寄贈されたものです。スペイン・バルセロナのグレンツィング社製で、小ぶりながら多彩な響きを持ち、この30年、幅広い時代の作品や讃美歌が奏でられてきました。

楽器の中で最も音域が広く、例えば「G線上のアリア」や「主よ人の望みの喜びよ」など、管弦楽曲や合唱曲を一人で演奏できてしまうのがパイプオルガンの醍醐味の一つです。上下の手鍵盤と足鍵盤のそれぞれが風の通り道を開くのですが、そのパイプ列を操作する装置がストップです。鍵盤両側に並んでいるボタンのような部分を引き出すと、そのパイプ列に風が送られる仕組みになっていて、いかにこの音色を組み合わせるか吟味するのも、演奏者の大切な役目です。

この木の箱の中には422本のパイプがぎっしりと並んでいます。頌栄キャンパスで過ごしている学生、園児、教職員を合わせると、ほぼ同じくらいの人数なのですが、オルガンの音色に触れると、私たちもパイプのごとく一人ひとりがここに集められ、息が吹き込まれ、そして響き合いながら生かされているように感じます。

もうひとつ、チャペルにはフランス製のリードオルガンがあります。
1934年、中山手に新しいチャペルが建てられた際、保姆伝習所時代の同窓生から贈られたものだそうです。11月末のオルガン講座では讃美歌「いつくしみ深き」を演奏しました。チャペルで今も用いられている椅子や説教台とともに85年目を迎えるオルガンの、力強く華やかな響きは健在でした。

また、講座参加者のなかに1960年前後卒業の同窓生が数名おられ、中山手での学生生活や当時の教員方のことを懐かしそうに語ってくださり、楽しいひとときでした。

パイプオルガン演奏会を年2回開催しております。6月はオープンキャンパス、11月は頌栄祭と同時開催です。
ぜひ聴きにいらしてください♪